雑誌 「美容文化」 2009年3月号 雑誌掲載記事 −前編−

 美容文化者様発行の雑誌「美容文化」2009年3月号にロングインタービューを掲載して頂きました。その時の記事をご紹介させて頂きます。

男だったら床屋だろ!をコンセプトに心地良い癒しの一時を提供するサロン お客様が理容店に求める技術は多様な趣向性が生まれた現代でも“刈る・剃る・洗う”であるのは間違いない。様々な消費者のニーズに対応するべく、様々なオプションメニューを開発し続けるのも大事だが、まずは基本技術の再考なくしてサロンの経営基盤を固めることはできない。

「DIVAN」を導入

オープン当初よりもいす台数を減らし、ゆったりとした空間とした JR京浜東北根岸線桜木町駅から徒歩5分の大通りに面した商業施設内に店舗を構える「サムヘアーデザイン」ではインパクトのあるフレーズ「男だったら床屋だろ!」をコンセプトとし、昨年の半ばから理容椅子の台数を1つ減らし、残りの全てをタカラベルモント(株)から発売されている「Divan」に切り替え、より上質な空間作りに着手した。

充実した「総合調髪」

 椋木 修オーナーは自身が接しやすい30〜50代の働き盛りの男性をサロンのターゲットに設定。従来の理容店にはない心地よい空間を演出し、大人の男性が気取らずにおしゃれを楽しめる再現性を重視したスタイルの提案をしている。
極上の癒しの時間を提供。薬剤の選定にもオーナーのこだわりがある。 しかし、「DIVAN」を始めとする新しい機器や備品の導入はあくまでも現代に合わせた空間設計を実現するためであり、サロンの最大の魅力である充実した「総合調髪」の付加価値アップのための1つの手段としか捉えていないのが特徴である。
 「総合調髪」は以下の通りの充実した内容となっており、1人のお客様に対し、約60分前後の施術時間を確保し、ただ単に髪を切るのではなく、リラクゼーションを感じながら男を磨くことができるサロン独自の構成とした。
※ 「総合調髪」の内容
・ カット
・ スキャルプブラッシングシャンプー
・ トニックマッサージ&ボンバーマッサージ
・ マイルドシェービング
・ クールアイシング&しっとりフェイスパック
・ ネックマッサージ&アームマッサージ&ハンドマッサージ
・ 頭と顔のツボマッサージ
・ ブロー仕上げ

 「総合調髪」の内容を一新したことに伴い、時間辺りの単価の減少とコストの増加は免れられなかったが、いかに4000円に見合う価値をお客様に感じさせるかに重点を置いた結果、サロンは現在でも安定した業績を上げることができている。
 特に現代人は様々なストレスを抱え、心身ともに慢性的な疲労感を感じていることもあり、男性客の大半は爽快感や利用しならではの手のぬくもりが感じられるメニューを好む傾向があるようだ。

以下、後編「ライバル店とどうたたかうか」に続きます。...こちら